第一線で活躍する諫早人:西尾麻衣子さん
西九州新幹線の女性運転士
personal history
入社後、博多駅の駅員を経た2年目に車掌の試験を受験し、福岡県北九州市を拠点に勤務。入社3年目には、運転士の試験に合格(当時の条件を満たした規定では最短で合格、入社同期の中では一番早く運転士となる)。入社4年目以降は、運転士として活躍中。現在に至る。
運転士になりたいと思ったきっかけを教えて下さい。
―― 入社2年目の24歳の頃、福岡県北九州市で車掌の仕事をしていました。男性が多いイメージのある運転士ですが、女性の運転士の方と一緒に仕事をする機会があり、男性の中に混ざって仕事をしているその女性の姿を見て「すごくかっこいいなぁ。」と憧れを抱きました。そして、入社3年目の時に運転士の試験を受けることを決意しました。
ズバリ!「運転士」ってどんなお仕事ですか?
―― 責任重大な仕事なんですが、憧れを持っていただける仕事でもあると思います。よく沿
線で、お子様が手を振ってくださったりホームで「一緒に写真撮っていいですか?」と声をかけられます。責任は重大ですが、とてもやりがいのある仕事だなと思います。
5月に行われた諫早駅での歓迎セレモニーでのシーンについて。
―― 私が園児の子ども達と同じ年の時は、新幹線を見たことがありませんでした。大人が見ても大きいと思う新幹線を小さな子ども達が見たら、一生の記憶に残るんじゃないかと思いました。そんな子ども達から花束や手作りのプレゼントをいただいたこと、その新幹線を自分が運転できたということはすごく
嬉しかったですね。
運転中の好きな景色や道のりはありますか?
―― 新大村駅から見える大村湾です。運がよければ飛行機も一緒に見えたりします。天候が良ければ、海がキラキラ光って綺麗です。新幹線に乗車しなければなかなか見ることができない景色だと思いますので、皆さんにもぜひ注目して見ていただきたいですね。新大村駅から諫早駅に向かう途中には、私の母校の野球場が見えます。その付近は、実家に帰省した時によく行くような場所ですし、諫早駅も高校生の時に通学で利用していましたので、運転している時に見慣れた景色を見た瞬間、懐
かしさを感じます。何よりも安心しますね。
諫早出身の西尾さんですが諫早市の好きなところは?
―― 出身は諫早市の中でも中心部ではなく田舎の方だったので、小さい時から自然の中で育ちました。友達も含めて、自分の周りの人達を見ていると、とても地元愛が強い人が多いですね。卒業して諫早市を出ても、諫早市に戻ってくる人が多いのではないでしょうか。
今後の目標を教えてください。
―― たくさんの人を笑顔で迎えられたらいいなと思っています。ぜひ見に来ていただいて、乗車していただけたら嬉しいです。
face諫早、読者へメッセージ
ーー9月23日に西九州新幹線が開業しました。沢山の人を笑顔で迎えられたらいいなと思っています。ぜひ見に来ていただいて乗車していただけたら嬉しいです。