195校が出場し、予選大会を順当に勝ち抜いてきた向陽高等学校 調理科2年生の3名の皆さん。昨年11月、福井県で開催(3年ぶり)された決勝大会に出場し、本校としては6年ぶり4回目の優勝を勝ち取りました!

左から
岡﨑 巧真(岩屋中出身) 得意料理/あじさい揚げ 初めて作った料理/卵焼き
清水 照午(じょお)(諫早中出身) 得意料理・初めて作った料理/ペペロンチーノ
井上 愛力也(ありや)(波佐見中出身) 得意料理/日本料理(魚) 初めて作った料理/卵焼き

「和な茶なアジの皿うどん」

地産地消にこだわり、そのぎ茶と米粉を練りこんだ麺。麺は、ケーキ製作の際に使用する生クリームの絞り袋を使って1本1本丁寧に作っている。アジの骨さえもから揚げとしてメニューに盛り込む工夫にはこの大会への大きな意気込みを伺えます。

「卓袱サラダパフェ」

長崎の郷土料理をアレンジ。ガラスの容器で美しく魅せる。まるで長崎で目にすることの多いステンドグラスのようで色彩が鮮やか。メニューの開発から完成までの約1ヶ月半、1人1人多くの課題と苦労があったんだそうです。

大会テーマは「食のSDGs~ふるさとの食を未来へ~」。 ※こちらは審査会の様子。

決勝大会は、予選を勝ち抜いた8校がプレゼンテーションや食育クイズで競い合いました。

食育4択クイズは2位(170点)と高得点!!(1位 200点(東京都) )

プレゼンテーションで発表したメニューを実際調理する場面。

※写真はすべて向陽高等学校様提供

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  以下、face独占インタビューはコチラ↓↓↓  

 「和な茶な味の皿うどん」について 

清水 「長崎の「SDGs」って何だろう?」と考えた時「長崎は漁獲量に対して「魚離れ」にある。その魚を美味しく調理してみよう」という考えから、最終的にこの皿うどんを考案しました。メニューの考案は一番大変でしたね。麺に長崎の特産物「そのぎ茶」を取り入れたかったのですが前例がなくて…。日本は米食なので、米粉も取り入れて自家製麺を作りました。
井上  他に「野菜不足」もテーマにあったので「どんな野菜でもあんかけにしたら美味しいかも」と。野菜の皮などでも作れるので、皿うどんは「ナイスな「SDGs」だな」と思いました。


 「卓袱サラダパフェ」について 
清水 ネットで見た「サラダパフェ」を参考に「卓袱料理と組合わせればうまくまとまるかも」と思って、そこから試作を重ねました。


  予選(WEB開催)について 
杢尾(もくお)先生(本校 調理科) 食育問題が40問出題されました。時事問題や料理の知識に関することなどを順番に答えていきます。結果は「満点」だったので文句なしの九州代表選出でした。
清水 回答中にトラブルが起きて…答えたものが一度すべて消えてしまいました…。泣。
井上 締切20秒前ぐらいに、指を震わせながら再度答えを送信して…。危なかった。泣。


 決勝(福井県で開催)について 
杢尾先生 午前中は、料理の知識に加えて体感クイズなど10問が出題されました。午後からは、4分間、料理のプレゼンテーションを行い、その後実際にその料理を作りました。


 決勝戦の時の意気込みや気持ち 
清水 僕が2人を誘いましたし、僕がリーダーだったので「責任感」がありました。優勝が目標だったので、色々と必要な要素を見極めてこの2人に声をかけました。笑。皆それぞれ不安だったと思います。調理しながらインタビューに対応しなければいけなかったので、緊張なしではいられなかった。ですが、楽しみながら挑むことができたので優勝できたんだと思います。
井上 始まる前は緊張しましたが、始まってからはあっという間に時間が過ぎていきました。
岡崎 試作の時の方が緊張した!笑。
杢尾先生 「決勝大会は、調理してて今までで1番楽しかった!」って言ってましたね♪


 優勝した時の気持ち 
清水 ずっとプレッシャーとの戦いだったので、その解放と安心感で涙が出ました。笑。挑戦することはやっぱり大事なんだと思いました。
井上 嬉し過ぎて叫びたい気分でした!実際、自然と少し声が出ちゃいましたけど。笑。
岡崎 練習の成果が出てよかったです。思っていた以上にきつかったので…。笑。


 優勝して一番初めに報告した人 
清水 お母さんです。
井上 すぐに結果がWEBで発表されていてすでに知られていましたが、お母さんです。
岡崎 会場に家族皆が来てくれていましたが、自分の口からはお母さんにまず報告しました。


 今後の目標や夢について 
清水 実力面はまだまだ磨ききれていないので、人に見られても恥ずかしくないような料理を作って自分の店を開きたいです。
井上 将来は「世界最強の日本料理人」になって、自分の店を持ちたいです!
岡崎 今はまだ調理師か管理栄養士になるか迷っていますが、これまで向陽で学んできたことを活かせるような仕事をしたいです。

左から、お茶目なキャラクターでチームを盛り上げる井上くん、真面目で物静かな岡﨑くん、さすがリーダー!しっかりものの清水くん。この時も3人のチームワークはばっちりでした☆

この度は本当におめでとうございます!!優勝して間もない中、取材にご協力頂きありがとうございました!!

※清水くんは2月に西洋料理の腕を競う大会(長崎県予選)に出場予定

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NIB長崎国際テレビ放送「輝け!高校生食育王~ふるさとの食を未来へ~」を昨年末視聴しました。大会前から当日までの密着取材で、スタッフOKはもちろん!録画して何度見たことか…笑。テレビってやっぱりすごいですね♪臨場感があってアツイ気持ちになります♪…faceもがんばりますので、読者の皆様よろしくお願いします。笑。

優勝した際、清水くんが大号泣していたことに驚き、そして感動で私も清水くんと一緒に毎回泣いてます(´;ω;`)取材時はこんなにも清水くんが号泣しているなんて思っておらず…。きっとリーダーという特別な責任感と緊張があったんですよね…。井上くんはどこに居てもムードメーカーで、とてもあったかい気持ちに♪岡﨑くんのご家族は、はるばる決勝大会が開催された福井県まで足を運んでおり…家族愛…、涙腺ゆるみっぱなしです(´;ω;`)

 

このface独占インタビューは、face oh!mura1-2月号(vol.224)にてご覧頂けます。※期間限定でWEBでも見れるよ♪また、今年度より隔月で「向陽高校presents ミライのシェフが教えるレシピ C’est bon」のレシピコラムが掲載されますので、ぜひそちらもチェックしてくださいね!

 

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