先週、大村公園では桜の花が咲き、花見客でゴッタガエシテいました。
ただ、私の地元、千々石町では、ほぼつぼみ状態・・・。花見客もほとんどありません。
今年の橘公園は、松岡修造をゲストで迎えてお花見イベントでもしないと桜が咲きそうにありません。と、冗談はさて置き、桜ってそもそもどんな花?
公益法人日本さくらの会のホームページより抜粋
"サクラは植物学上、バラ科、サクラ亜科、サクラ属の落葉高木または低木の樹木"であり、"サクラ属はサクラ、ウワミズザクラ、スモモ、モモ、ウメ、ニワウメの6亜属に分けられ"るそう。そのうち、我々が一般に鑑賞しているのはもちろんこのサクラ属(あるいはサクラ亜属)なのだそう。
つまり、サクラは実はスモモやウメと同じグループになるようです。
桜の種類って?
サクラは自生している野生種を数えると9つの種類が存在するそうで、名前を挙げると、
・ヤマザクラ
・オオヤマザクラ
・カスミザクラ
・オオシマザクラ
・エドヒガン
・チョウジザクラ
・マメザクラ
・タカネザクラ
・ミヤマザクラ
・カンヒザクラ
となるそうです。これらのサクラは花弁の形や開花時期、分布も大きく違うそうです。
あれ?ソメイヨシノは?
みなさんお気づきかもしれませんが、ソメイヨシノは上記の野生種には数えられていません。じゃあソメイヨシノってなんなのさ!研究によってソメイヨシノはクローンと判明
全国各地から集めたソメイヨシノのDNAを構成している要素の配列を調べ、その一致性を調べたところ、17か所から集めたすべてのDNAが一致したそうです。このすべての配列が完全に一致する確率は一兆分の一だそうです。
この研究から、全国のソメイヨシノは大昔に作られたひとつの個体をクローンのように繁殖させて増やしていることがわかりました。
ソメイヨシノとは?
ソメイヨシノの出自について、"ソメイヨシノの片方の親はエドヒガン、もう片方の親はオオシマザクラとヤマザクラが交雑したものではないか"と推測しています。先ほどの野生種を誰かが交配させて作った合成種がソメイヨシノだったということになります。
以上、ソメイヨシノはクローン種であることがわかりました。それに伴い、ソメイヨシノには他の種にはない特徴が備わっています。
①接ぎ木で繁殖
ソメイヨシノは種子で繁殖させるとソメイヨシノとして区別されないため、接ぎ木によってその遺伝子を脈々と受け継いでいます。一説には、すべてのソメイヨシノがクローンであるためサクラは一斉に咲き、一斉に散るのだとも言われています。
②寿命が短い
クローンによる交配を繰り返しているため、他のサクラに比べてソメイヨシノの寿命は短く、一般にその寿命は60年とも言われています。
あとがき
どうでしたか?意外と思われる方もいれば、「いや、これ常識っしょ、っしょ。」という方もいたかもしれませんが、ご存じなかった方は是非、花見の席で使ってみてください!