フェイスナガサキ4月号に掲載している長崎本屋大賞2018はご覧いただけましたか?
こちらは長崎の書店員さまが長崎にゆかりのある本で近年発行された一冊を選んでいただきました。

掲載できなかったその他の選ばれた本をこちらでご紹介いたします。

 


泣きたくなるような青空
吉田修一 (著)/木楽舎/2017年10月発行
著者が長崎市出身
コメント/ANAの機内誌「翼の王国」の連載をまとめたエッセイ。ANAの飛行機に乗ると必ず読んで
しまう翼の王国。その中で吉田修一氏が連載しているエッセイは軽やかに読めてしまう25篇。旅雑
誌のエッセイというだけあり、こちらまでも旅に出たくなるむしろ旅をしている気分にさえしてくれ
る。そして作者の人柄が滲み出るような優しさに満ち足りた文章にはほっとさせられたり、独自の考
え方やものの見方にははっとさせられたりしてしまう。〈紀伊國屋書店長崎店〉

 


90秒にかけた男 (日経プレミアシリーズ)
高田 明 (著),木ノ内 敏久 (著)/日本経済新聞出版社/2017年10月発行
著者が長崎の有名人
コメント/ビジネス書というのは、会社人の参考書だと私は思う。 沢山の本が出ている中で、何を
読もうかと悩むなか、 この著者の方は皆さんご存知でしょう。 同じ長崎出身であるこの方の、“経
営力”を知りたいと思いませんか?ジャパネットたかたの元社長高田明氏が、自らの通販番組にかけ
た思いや100年続く企業を創るという悲願を赤裸々に語ります。繰り返し語られる「伝えること」
の重要さ、経営者として次世代に受け継いでいくべきもの等長崎の方のみならず様々な世代に読ん
でいただきたい一冊です。〈好文堂書店〉 



ちいさな天使のものがたり
川上 誠治 (著), 満行 勝 (監修),としくら えみ (イラスト)/東洋館出版社/2017年7月
著者が長崎の薬局で勤務中の長崎在住者
コメント/最初はひとりでこっそり読んでください。 絶対泣いてしまうから、でもその後は大
切な人と呼んで欲しい。 子供がいればお腹の中にいた時を思い出し、悲しい思いをしていない
ひとでも心に響くと思いますし、子供も持たない人でも大切な人や自分が産まれたことに感謝
できるはずです。〈紀伊國屋書店長崎店〉


 
みんなで龍になる 長崎の龍踊り体験 (月刊たくさんのふしぎ2018年2月号)
太田 大輔 (著),河野 謙 (監修)/福音館書店/2017年12月発行
本の題材が長崎文化
コメント/この本を読んでおくんちやランタンフェスティバルへ行った際に何気なく見ていた龍
踊の歴史や、中に入って龍を動かす子供たちの様子など知ることができました。中国に伝わる雨
乞いの儀式が龍踊の元と知り、長崎はオランダや中国とつながりが深く文化的な街だと改めて思
いました。また、龍踊の練習風景や実際に龍を見たときの子供たちの反応など事細かに描かれて
います。龍を動かす子供たちの一人一人に番号が割り振られそれぞれに大切な役割があることも
学びました。こういった歴史や影での練習風景を知ることで身近な龍踊がまた違って見えると思
うのでぜひ長崎の方に読んでもらいたいです。〈紀伊國屋書店長崎店〉


以上各2票投票された本



以下は1票投票された本です。

J1昇格 夢への軌跡 V・ファーレン長崎 報道記録集
長崎新聞社 (編集)/長崎新聞社(2017/12/20)
内容が長崎関連
コメント/私が選んだ本は長崎のサッカークラブチームであるVファーレン長崎がJ1昇格を決め
たときにでた「J1昇格夢への軌跡」です。この本にはJ1昇格のため頑張ってきた選手達の試合内
容が詳細に書かれておりVファーレン長崎のサポーターなら絶対にもっておきたい一冊です。
〈紀伊國屋書店長崎店〉




ばらかもん(16)
ヨシノサツキ (著)/スクウェア・エニックス (2017/12/12)
著者が五島市出身
コメント/メインキャラクターが就職して県外に行ってしまう話がメインの巻でした。作品内の
時間が進むことで今後主人公がどう行動し生活していくのかが気になる1冊でした。〈紀伊國屋
書店長崎店〉



エノク第二部隊の遠征ごはん 1、2
江本マシメサ (著),赤井てら (イラスト)/マイクロマガジン社 (2017/8/30) (2017/12/27)
著者が長崎県出身 長崎・オランダ坂の著者でもある
コメント/「長崎・オランダ坂の洋館カフェ シュガーロードと秘密の本」を書いた長崎県出身
の江本マシメサさんのほのぼのファンタジー。「小説家になろう」掲載している話の書籍化です。
2017年中に2冊発売されています。描き下ろしあり。この著者の書籍で一番好きな話です。
〈好文堂書店〉




君を一人にしないための歌
佐藤 青南 (著),田中 寛崇 (イラスト)/大和書房 (2017/8/10)
著者が島原市出身
コメント/高校生三人がバンドを結成!だけど最後の一人が決まらない!メンバー募集
をかけるが何故か問題を抱えた人ばかりでいつになったら演奏できるのか?長崎出身で
元ミュージシャンの著者によるアップテンポで読みやすく、読み終わりも気持ちがいい
一冊です。バンドロックに詳しくなくても途中で出てくるウンチクに知識が増えます。
必ずエピローグまで読むことをおすすめします〈紀伊國屋書店長崎店〉




子らと妻を骨にして―原爆でうばわれた幸せな家族の記憶
奈華 よしこ (著),松尾 あつゆき (著, その他),平田 周 (著, その他)/書肆侃侃房 (2017/8/4)
内容が長崎関連
コメント/原爆によって家族が崩壊したある家庭の話。 目の前で死にゆく子供たちを助けるこ
とができず苦しみ続ける残された者の思い。先日、知覧特攻隊員の手紙を見る機会があった。
残していく者への想いがひしひしと感じられる遺書。時代が進むにつれ風化するも、そう遠く
ない過去の出来事なんだと思い知らされる。これから戦争が起こらないことを願うばかりだ。
〈紀伊國屋書店長崎店〉




弱虫ペダル
渡辺航 (著)/秋田書店 (54巻・2018/1/5)
著者が長崎出身




長濱ねる1st写真集 ここから
長濱 ねる、細居 幸次郎(写真)/講談社 (2017/12/19)
モデルが長崎出身のアイドル
コメント/発売前からとにかく話題だったこの一冊!撮影場所を地元に選んでくれ
た天使は今一番輝くアイドル!メディアや雑誌で見ない日はないほど忙しいアイド
ルは撮影が終盤にさしかかるとせつなくて涙したとか・・・そんな素敵な想いの詰
まった一冊。持っていても損はしませんよ。〈紀伊國屋書店長崎店〉



闇を照らす―なぜ子どもが子どもを殺したのか
長崎新聞社報道部少年事件取材班/長崎新聞社 (2017/04)
長崎での事件が題材の本
コメント/なぜ、事件は起こってしまったのか。近年、長崎県内で3件の少年少女に
よる事件が起こってしまった。 なぜ、彼らは闇の境界線を越えてしまったのか。 私
たちはこの悲痛極まる現実をうけとめ、教訓とし、 絶対に4回目を起こさないために
地域社会のひとりとして理解を深めなければならない。 なにより、あなたが愛する2
つの人生(いのち)を守るために。〈TSUTAYA城山店〉




月の満ち欠け
佐藤 正午/岩波書店 (2017/4/6)
著者が佐世保出身




歌う鳥のキモチ 鳥の社会を浮き彫りに
石塚 徹 (著)/山と渓谷社 (2017/11/13)
鳥をとおして新しい長崎見つけられる
コメント/実は長崎って野鳥天国なんです!稲佐山~浦川水源地~長崎港の間だけでも10
0種近い鳥が見られ、野母崎や諫早干拓地は県外からバーダーが訪れる人気スポットがあり
ます。 本書は、鳥の様々な鳴き声のその理由を地道なフィールドワークで一つ一つ明かし
ていきます。 鳥だっていろんなキモチがあるんです! これを読めば何気なく耳に届いてい
た小鳥のさえずりがなんだか愛おしく聞こえてくるはず。長崎の町を歩いてたくさん鳥を探
してください♪〈紀伊國屋書店長崎店〉




笑われる勇気
蛭子能収 (著)/光文社 (2017/10/3)
著者が長崎出身の有名人
コメント/あれ?蛭子さん?!なんかかっこ良い? と思って二度見してしまった
表紙。 悩み相談に対し、自分の日常(主にギャンブル)を繰り出しつつも「大変
なときこそいつもの日常を守った方がよい」などハッとさせられる言葉を・・・
結果、蛭子さんからかっこ良い~ゆったりした文章と、たまに出る長崎弁がじん
わりきます。〈紀伊國屋書店長崎店〉




季刊誌 樂(らく)ra-ku 37号 (2017) 私と長崎くんち
イーズワークス (著, 寄稿)/イーズワークス (2017)
題材がおくんち
コメント/長崎を代表するタウン誌。毎回美しい写真とともに長崎を楽しめます。
今回の「長崎くんち」の特集は写真家山頭範之さんが8年間撮りためた写真を60ペ
ージにわたり公開。永久保存版の一冊です。〈紀伊國屋書店長崎店〉



酔っぱらってても作れる 10分おつまみ
山脇 りこ (著)/KADOKAWA (2017/11/30)
著者が長崎出身の料理研究家
コメント/まず、なんといってもタイトルに心惹かれます。さらに、見た目もおし
ゃれなおつまみ・・・ますます惹かれます。日常の食材・・・こんなにも使い方が
るのかと発見。おつまみにしておくのはもったいない、夕食の一品として十分に役
立つレシピがたくさんあります。酔っぱらってないときにもぜひ作ってみたいレシ
ピ本です。〈紀伊國屋書店長崎店〉



野菜のたのしみ~私の野菜料理133~:作りやすく工夫した
「定番レシピ」から、おもてなし映えする「モダンなひと皿」まで
山脇 りこ (著)/小学館 (2017/9/14)
著者が長崎出身の料理研究家
コメント/長崎出身の料理家、山脇りこさんのレシピには見ておいしい!作っておい
しいレシピがずらり!ながさきの伝統野菜を思い起こされるこの本にはりこさんの郷
土愛がたっぷりと詰まっています。


今回選んで頂いた本は2017年1月から2018年1月に発行されたものに
限らせていただきました。
これらの本は今、書店に並んでいるものも多いです、ぜひ書店に立ち寄ってみてください。

最後にこちらまでご覧いただきありがとうございます。
又、ご協力いただいた書店のみなさまありがとうございました!

ご協力いただいた書店さま(敬称略)
メトロ書店(アミュプラザ4F)
好文堂書店(浜町アーケード)
紀伊國屋書店長崎店(夢彩都4F)
くさの書店(住吉・葉山西友・長与駅前・チトセピア2F・大村イオン2F)
TSUTAYA各店