★上座と下座とは
●上座…基本は入り口から一番遠い席で奥の席
●下座…逆に入り口に一番近い席
《円卓の場合》
入り口から離れた席が上座、一番近い席が下座。上座には主役やトップの方が座り、上座左隣が2番目、右隣が3番目。円卓のテーブルでの宴会時は、主役が席に着くまで入り口で待つのがマナーとされています。ターンテーブルがある場合の料理の取り方は、上座の人から取ります。取り終わったら時計回りで回しましょう。料理は大皿に人数分を盛っていますので、全員に行き渡るようにとります。食べるのは全員が料理を取り終わってからです。先に食べ始めてはいけません。
《座敷の場合》
入り口から一番奥のテーブル真ん中にトップの方。その右隣が2番目に偉い人、左隣が3番目に偉い人が座る。幹事は入り口に近い下座に座る。幹事は注文をしたり、お酌に回ったり、司会進行したりと忙しいので動きやすい下座がいいです。上座と下座が決まれば、あとは奥の方から年功序列で席を決めていきましょう。席順で迷ったときはこの方法がスムーズです。その他に、男性の中に女性が一人にや女性の中に男性が一人になどにならないような配慮も必要です。
《ソファー席の場合》
長椅子 → 一人用ひじかけ椅子 → 背もたれのみある椅子 → 背もたれのない椅子の順
●はじめの挨拶 → その会に出席する一番偉い方
●締めの挨拶 → 二番目に偉い方へ
●乾杯の挨拶 → 三番目に偉い方へ
※わからない場合は社長や出席者のもっとも上位の方に聞くのが一番確実です。
★中締め
中締めは会の終了前に一区切りをつけ、 手締めや万歳三唱をすることを指します。 これをする目的とは、宴会途中でけじめつけることと 退席したい人への配慮のためです。
宴会の締め方には様々な方法があります。 ここでは一般的な宴会の締め方についてご紹介します。
《エール》
応援団風にエールを送って締める方法。
《万歳三唱》
宴会の中でも祝い事や式典、おめでたい席、繁栄や発展を祈る式典などで行われることが多い。通常の飲み会的な場ではする機会はあまりないようです。
《手締め》
一本締め、三本締めが多い。 地域により掛け声が異なりいろんなバージョンがあります。
【三本締め】
手拍子するようにリズム良く三回手拍子「パンパンパン」を連続で三回、リズムに合わせて同じ要領で三回続けることです。
【一本締め】
簡単にいうと三本締めを省略したもの。「タタタン!タタタン!タタタンタン!」と十回手を叩き合わせること。また、「よーお、タン!」と一回だけ叩き合わせることは「一丁締め」と言うようです。
(例)福岡の博多手一本の場合 「よーお、シャンシャン、ま(も)ひとつ、シャンシャン、祝うて三度、シャシャン、シャン」